農業の危機突破緊急集会

2022年08月08日

 地元菊池地域の「農業危機突破緊急集会」が8日(月)午前11時から菊池市にあるJA菊池の本所前広場でありました。

 農業はロシアのウクライナ侵略に伴う戦争や北米、中南米の穀物不作、輸出規制などにより、肥料や飼料が高騰、燃油、資材も値上がりし、円安も加わって農産物生産コストが昨年と比べて2倍近くに跳ね上がっています。消費者のために農産物の小売価格は抑えられていることから、そのしわ寄せは生産者が背負っており、農家の生活はかつてないほど厳しいものになっています。そのためJA菊池が先頭を切って危機突破の緊急集会を開いたものです。

 会場となったJA前の広場には、炎天下の中500人の方が集まられ、むしろ旗やトラックターも並べられました。農家の方々の深刻さが身に染みて分かりました。

 三角修組合長が挨拶され、「これまで懸命に自助努力で農家経営をしてきたが、もう限界である。国に何とかしてもらわなくてはならない事態になった。本日は2人の国会議員が来られているので、しっかりと受け止めていただきたい」と挨拶されました。2人の国会議員は私と農業代表の全国比例藤木眞也参議院議員です。

 野菜園芸部会や酪農部会女性代表、畜産などの現場の皆さんが現状の厳しさを切々と訴えられました。

 その後、私たち国会議員の挨拶になり私は「4.5兆円の予備費の中から何としても農業関係予算を確保したい。酪農をはじめとして不足額に見合う予算獲得で農家の皆さんが一息つけるように全力を傾注する」と決意を述べました。

 カンカン照りの暑い中でした。皆さん身じろぎもせず聴いておられました。今日午後から上京です。政局慌ただしい中ですが、まずは目前の危機突破のために農家のみなさんの期待にこたえられるような活動をしていきます。