自民党勝利、今後丁寧に

2022年07月11日

 10日(日)参議院議員選挙の投開票で、自民党は63議席を獲得、公明党と合わせると76議席になり大勝する事が出来ました。また憲法改正に前向きな「維新」「国民民主」を加えると、改正に必要な国会議員の3分の2を維持し、今後日本が大きく動き出す基盤を有権者の皆さんにつくって頂きました。

 今回の熊本選挙区に限って言えば、自民党熊本県連の完ぺきなほどの作戦と選挙戦の遂行でした。昨年10月の衆議院選挙終了後、次の参議院選挙に向けた入念な準備をして来ました。自民党の友好団体との政策や要望に関する意見交換会、また各市町村長との話し合い等を行い、令和4年度予算やその後の補正予算などで現場からの要望を聞き、かなり反映させてきました。

 このような不断の努力が実り、松村よしふみ候補の決起大会には2200人程が、また出陣式には2500人程が参加されました。その後、各市町村の約200か所で街頭演説を行い、1か所の集まりは常に100人を超えていました。自民党県連の思いが首長さんや友好団体の方にかなり浸透していたからだと思います。
 加えて私たち国会議員や県議会議員が後半戦に連日辻立ちをして松村候補と、自公連立への支持を呼びかけました。
 これらの努力が実り松村候補は42万6623票を獲得、得票率も62・17%と他候補を圧倒しました。

 今回の選挙に総選挙長として街頭演説などに同行しましたが、皆さんコロナや燃油等の物価高騰で極めて厳しい状態であることが見て取れました。このような苦境からの脱出を自民・公明の連立政権に期待されたのだと思います。

 今後を考えると、有権者の皆さんや友好団体の方々の期待が大きいだけに、物価高騰対策などに対して具体的な政策を示し、抑制を実現していかなくてはなりません。一方で所得を向上させるための成長戦略は欠かせません。

 高騰にブレーキをかけ、一方で成長のためにアクセルを踏むという難しいかじ取りが求められます。基本は現場の声を丁寧に聴く事です。どこが一番のポイントかを政治が掌握することです。予算を組み立てることは簡単なことですが、的をはずした予算の配分では効果はありません。不満が高まるばかりです。一方で何にでも使える自由度だけを強調しても一時的な緩和策になるだけです。「現場の意見を聞く事」と「将来に向けた効果的な仕組みをつくる事」これが政権を預かる者の一番の仕事だと考えます。

 謙虚に丁寧に、そして、しっかりとした将来の国の在り方を見通す視点と能力を発揮できるかどうかでこれからの国の命運が決まります。

 改めて政治の責任の重さを感じます。