衆議院議長、内閣両不信任決議案を否決

2022年06月10日

 9日(木)の本会議は、立憲民主党などから提出された「細田衆議院議長不信任決議案」「内閣不信任決議案」を審議し、賛成と反対の両討論の後、採決に移り両案とも否決しました。内閣不信任案は国会の会期末が近づいての恒例のものです。

 同日正午から開かれた「近未来政治研究会」の例会では森山会長が「立法府と政府の不信任案を同時に提出するのはおかしい。立法府は立法府としての存在があり、政府として一緒ではない」と冒頭のあいさつで発言されました。全くその通りだと思いました。立憲民主党は、与党に全て反対しようという気持ちのあまり、国会の役割と政府を混同し、一緒にしてしまっているようです。ここに基本的知識の欠如があり、それが野党の足並みを揃わせなかっことにも繋がっていると感じました。

 両案とも否決されたことで事実上今国会での審議は終わりました。あとは来週15日の会期末を待つだけです。内閣提出の法案の成立は100%でした。粛々と行われた各委員会や本会議の審議の成果だと思います。

 この後は参議院選挙、そしてロシアの侵略戦争で引き起こされた物価高への対策に移ります。参議院選挙後に、いち早く臨時国会で補正予算を成立させ、我が国の危機的状況を乗り切らなくてはなりません。

 一時の休みも許されません。