第204国会が閉会

2021年06月16日

 第204国会は16日(水)最終日を迎えました。午後1時からの本会議は淡々と進み、大島議長が今国会の閉会を宣言されました。1月18日に始まった150日間の今国会、大臣として初めての通常国会でした。予算委員会の筆頭理事の時も国会が終わった時はホッとしましたが、やはり大臣として答弁など、国会に対する務めを終えた後の安ど感の方が大きいようです。

 手帳を見ると開会日の1月18日の欄には「モーニングを忘れるな!」と書いていました。陛下をお迎えする開会式にモーニングで迎えることから始まったんだ、という事を改めて思い出しました。その後の予算委員会、そして内閣委員会、所管の特別委員会、衆議院と参議院の掛け持ちなど、怒涛の国会が始まり野党の洗礼も受けました。答弁の準備で朝5時からのレクチャーなど今となっては良い体験でした。そして4本の法律を成立させていただきました。1本の法律をつくるのにどれほど多くの専門家や役人が長い年月をかけて関わっているか、その法律がどれだけ大勢の方々に影響を与えるか、という事も国会の質疑の中で、身をもって知りました。緊張の150日間でした。

 しかし、大臣の仕事は国会対応だけではありません。17日からまた忙しくなります。早速、17日に英国の孤独担当大臣とのオンラインによる会談を実施します。世界で日英2国だけが設けている孤独担当大臣のポスト。そのトップ2が会談をして、互いの対応策を報告し合います。相手の意見をしっかりと理解して、問題点を共有し、両国共同のメッセージをまとめたいと思っています。世界に向けて孤独・孤立対策を発信する貴重なチャンスです。出来れば各国が関心を寄せ、今後多くの国々とコロナ禍の中の社会問題に対して意見を交わすことが出来れば、と期待しています。

 その他、今月から、孤独・孤立対策のため全国のNPOとのフォーラムをテーマ別に数回実施します。地方創生のための好事例の地方視察もコロナで中断していましたが再開します。新型コロナ感染への十分な注意が必要ですが、時は待ってはくれません。気を付けながら仕事を続けます。