web面会とリアル面会の要望交互に

2021年06月03日

  3日(木)は来年度予算に対する地方自治体の要望や提案が相次ぎました。ただwebとリアルの交互の面会でした。
 午前11時からは山口県知事と県議会議長がwebで、午後2時からは大分県知事がリアルの面会、そして午後4時からは神奈川県市長会の会長である相模原市長が市長会を代表してリアルの面会、最後は山形県知事と議長がweb面会でした。

 内容は来年度の予算に対して、地方創生臨時交付金の継続や地方への移住、企業の地方移転への促進策要望、更に保育士の処遇改善や結婚支援、教育機関に対する地方創生推進交付金、拠点交付金の要望など、それぞれの地域の特性も盛り込んでの要望、提案が続きました。

 web面会では、どうも堅苦しくなりがちですが、リアルの面会の時は顔を突き合わせることでやはり思い出話や当該地方のご当地話に花が咲きます。どちらがより効果的かは分かりません。web面会は、表情が見えにくく、また、発言するタイミングを計りにくく、要望する方も原稿を読み私の方も読み上げがちになります。正確無比ではありますが面白い話や冗談などは入りません。無味乾燥でもあります。
 一方、リアルの面会は様々な話で楽しい時間が過ごせますが、会話が幅広く、予定した話題以外も飛び出ます。面会する当事者同士は面白い対談になりますが、控えている自治体の職員は要点が飛び飛びになりますので、なかなかまとめにくいだろう、と思います。

 web面会に関しては、目いっぱいの答弁ではなく少しコンパクトにまとめ、要望以外の話も挟めるようにと、面会後に事務方にお願いしたところです。しかし、事務方は几帳面ですので要望されたことに正確に答える必要性を優先します。過剰に期待を与えてしまう様な私のリップサービスが出ないようにするはずです。なかなか難しい面会の応答です。

 今後、通常国会が終われば、予算の概算要求の季節に入ります。これまで以上に自治体からの要望の機会は増えます。一つ一つ経験しながら、webとリアル。要望する方にとっても答える私にとっても手ごたえ感があるようなものにしなくてはなりません。経験を積み重ねながらの「カイゼン」です。