孤独・孤立対策いよいよ本格化

2021年05月28日

 28日(金)、閣議後の記者会見で「孤独・孤立対策担当室」に政策参与を置くことを発表しました。6月1日付です。参与は元厚生労働事務次官の村木厚子さん、貧困対策でNPО活動を実践しておられる大西連さんの2人です。いずれも知名度が高く注目も集まると思います。2人にはNPОの横の連携をとるために力になって戴きたいのと、孤独・孤立問題へ大所高所からの提言をいただきます。
 その他にも孤独・孤立のホームページの改変に当たり「ホームページ企画委員会」を担当室内に設置しました。大空幸星さん、横山北斗さんというNPО活動家とSNS業界からの代表3人計5人が企画委員として参加していただき、利用者視点に立ったホームページを作って行くことにしました。
 
 31日の月曜日には全省庁の副大臣に参加してもらい3回目の連絡調整会議を開きます。そこで孤独・孤立に関する実態把握のための調査について報告します。また「ひきこもり」を連絡調整会議で担う事も発表し、ヤングケアラーの問題も報告してもらいます。先に発表した国の災害用備蓄食品の有効活用もその後の動きについて報告を求めます。

 NPО、役所、政党、その他様々な方々のご支援で、組織、陣容、取り組むべき課題が固まりました。まだまだ走りながら整える部分は数多くありますが、今後「骨太の方針」に盛り込むべき柱を決め、実態を伴った政策を実施するための予算も獲得して行きます。そして何より、孤独・孤立で行き場を失っている方にどのように繋がりをつくり支援の手を指し延べ、自殺や貧困を減少させていくか、という目標に向かって進みます。

 「孤独・孤立対策担当室設置」から約3か月半、基盤づくりが一段落しました。これかから結果が求められます。正念場です。