久々の自民党本部

2021年05月26日

26日(水)は午後1時半に久々に自民党本部に行きました。党の組織運動本部(本部長小野寺五典元防衛大臣)が主催する「各種団体協議会懇談会」で地方創生担当大臣として、これからの地方創生について講演するためです。各種団体協議会は自民党の友好団体の集まりで、常に自民党を支え、党との勉強会などを開いています。

 この日の会場は自民党本部の8階ホールでした。農林団体と環境団体の役員の方々が参加されていました。緊急事態宣言中ですのでオンラインで参加された団体も数多くありました。二階幹事長が党を取り巻く情勢を報告され団体に協力を求められました。続いて下村博文政調会長がコロナ対策の現状と今後の対応について講演され、そのあと私が、農林業と環境を合わせた地方創生の今後について話をしました。

 予定時間は20分でしたがついつい力が入り、30分近くになりました。私は自分自身が今進めている「女性の就農による地方創生」について、視察先の山形県や富山県で女性農業者と意見交換した時の話を例にとりながら、今後の女性や若者の担い手づくりの手法について述べました。
 同時に、今後脱炭素社会とそのルール形成に世界が向かう中、農業も例外ではなく、農業の在り方の変革も含め、様々なことを考えておかなくてはならないことを訴えました。

 質疑応答では環境団体の役員の方が、生態系を守りながらの地方創生の実現について質問されましたので、私は地元阿蘇の草原を守りながら、循環型社会をつくり上げようとしている阿蘇市を例に取り上げ、自然の生態系を壊しての地方創生などあり得ない、持続可能な地方創生のためには野焼きから始まって草原の再生、そして茅場などの保存を図り、循環型生態系をいかに守っていくかが大事であることを、地元を見ながら確信している、と答えました。

 結局かなり予定の時間をオーバーしました。皆さんに私が言わんとするところが伝わったかどうかは分かりませんが、これからの農林業と環境保全の在り方を指摘したポイントは間違っていないと思います。

 大臣室に帰ると、この日参加された環境団体から再度訪問して意見交換したいという要望が入っていました。喜んで第2ラウンドをやる、と事務所を通じて返答しました。