池袋の「子ども食堂」を視察

2021年04月21日

 21日(水)は午後5時半過ぎから、池袋にある子ども食堂を視察しました。子ども食堂の名前は「いけいけ子ども食堂」。おそらく「池袋」の地名から命名されているのでしょう。横浜市役所に勤務されている方が運営されているもので、毎月第1・第3水曜日の午後6時から8時まで開催されています。同時に食料を配布するフードパントリーも別室でやっておられました。

 私がお邪魔した時は、近くの立教大学や日本女子大学の学生ボランティアの方4人がカレーライスをつくっておられました。既に小学校4年から19歳までの子供たち数人がテーブルを囲んで、いろいろな話をしながらカレーライスをほおばっていました。現在子ども食堂に通う子供たちは小学校3年生から高校3年生までの18人という事です

 別室のフードパントリーではカレーライスのセットと数種類のパン、それに団体から寄付されたレトルト食品の総菜が並んでいました。こちらは午後7時半までですが、数人のお母さんたちに私も袋詰めをして手渡しました。この日は25世帯の方が来所される予定になっていました。

 緊急事態宣言中は子ども食堂の開催は取りやめ、弁当の配布に切り替えていたそうです。4月7日から再開し、この日が再開後2回目でした。しかし、また近く東京に緊急事態宣言が出される予定です。「どうするんですか」と聞きましたら、「子どもたちが楽しみにしているし何とか続けたい。ボランティアの方も頑張っておられるし」という答えが返ってきました。まさに家族的な雰囲気の中での子ども食堂です。感染防止対策をしたうえで続けてほしいと思います。しかし、自治体は子ども食堂の会場になっている公民館などを閉鎖するところが多く、子ども食堂の開催を中断せざるを得ない状況になっています。今後、自治体としっかり話し合っていかなくてはなりません。

 お邪魔したのは約40分とちょっとでしたが、いろいろな話も聞けました。ボランティアの学生さんをはじめ、みんなが総力で活動していることも分かりました。子どもたちにとってもコミュニケーションの場ですし、学生や主催者にとっても大変な社会貢献活動をしていただいているので、「孤独・孤立対策担当室」としても最善の支援策をしていかなくてはと感じながら、子ども食堂を後にしました。

 この日は私の大学時代の同級生が主催している絵画教室の展覧会を有楽町のギャラリーで開いていましたので昼食時に鑑賞に行き、その後には全国酪農政治連盟の各都道府県の役員の方々60人ほどを前に「脱炭素社会での畜産酪農」について、私なりの考えを講演の形で述べました。牛のゲップや糞尿、また配合飼料の原料が温暖化の要因になるという話です。現場から様々な戸惑いと反論と酪農に対して理解を求める声をいただきました。

 午前中には内閣委員会にも出席し答弁もしましたが、主に屋外活動中心の一日でした。