スペインの日刊紙がオンラインでインタビュー

2021年04月05日

5日午後6時過ぎから、スペインの日刊紙である「エル・パイス」という新聞社から、オンラインでインタビューを受けました。スペインは午前11時です。エル・パイスの記者が英語で私に質問し、通訳の方が私の答えをスペイン語で記者に伝えます。

 質問は「孤独対策大臣としての今の役割は何なのか」「なぜ孤独大臣がつくられたのか」「日本は若者の自殺が多いと聞くが」「日本のどの地域で自殺が増えているか」「どのような政策を進めているのか」などでした。質問事項は事前に送ってもらいましたが、いざインタビューが始まると、準備していた答えと違う質問が飛んだりして、戸惑いました。

 私の方からは、「コロナ禍で多くの人が接触の機会が減り、孤独で悩む人が増えた」「それが絶望感などになって自殺に追い込まれるケースがある」「対策としては孤独を感じる人たちに手を差し伸べる活動を行っているNPОの皆さんを予算面などで応援し活動を活発にしていく」「ソーシャルメディアをいかに活用して孤独を感じている人がアクセスし易いようにするか」「孤独を感じている人たちがどのくらいいるのか、実態把握も今後していく」などと答えました。

 インタビュー時間は約1時間。私の答えがしっかり伝わったかどうか不安な面もありますが、質問はしっかりしたものでした。

 この後、記事にした新聞を送ってくれるそうです。どのような記事になっているか楽しみでもあります。これでインタビューを受けた海外のメディアは先のロシア新聞に続いて2紙目になりました。

 世界の注目度が高いだけに、その取り組みには細部にわたって注意を払い、日本の孤独・孤立対策の成果を出していかなくてはならないことを肌で感じました。

 責任重大です。