孤独・孤立で現場の支援活動代表に聞く

2021年02月25日

 25日午後5時15分から、約1時間、孤立や孤独に悩む方々へ様々な支援活動をされているNPОの皆さんに集まってもらい話を聴きました。名付けて「孤独・孤立を防ぎ、不安に寄り添い、つながるための緊急フォーラム」です。場所は官邸です。現場で活動をしていらっしゃる10人をお招きしました。政府からは菅総理大臣、加藤官房長官をはじめ、厚生労働大臣、文部科学大臣、環境大臣、そして農林水産、国土交通の2副大臣が出席しました。

 司会進行は孤独・孤立対策担当大臣である私です。まず10人の方々にそれぞれ3分ずつ、現状と課題など現場の意見を述べて頂きました。続けて大臣、副大臣が政府としての取り組み状況を報告しました。

 その後、自由論議に入り、まず官房長官に意見表明をしていただきました。
 各代表は、孤独の相談をやられている方、子ども食堂を主催して子供に寄り添いながら子供の孤立などを防いでおられる方、女性の孤独やいじめなどの相談に携わられている方、また料理専門家の服部幸應さんにも参加していただき、祖父母まで3代そろった家族の食事を一か月何回かでもいいから実行すること、など皆さんが活動しておられる現場から本当に真に迫った声をいただきました。

 共通して出た言葉は、「つながり・つなぐ」です。望まざる孤独に陥っておられる方々に、いろいろな形での「つながり」を持ってもらう事、「つないで」あげる事の重要性が述べられました。

 菅総理は最初から最後まで聞いておられ、最後に総理の言葉でこれからの孤独・孤立対策がいかに重要な政治課題であるかを述べられました。

 「孤独・孤立対策担当室」としての初仕事です。この日出た数々の意見や実態報告の中から、問題点を洗い出し次の対応をしなくてはなりません。来週からは洗い出しの作業と私が司令塔となる各省庁の連絡調整会議を立ち上げる準備をします。いよいよ本番モードで進めています。

 合間を縫ってマスコミのインタビューも受けました。そのほかのメディアからの申し入れもあっていますが、何と外国からのインタビューの申し込みもあっているという事でした。注目度は大げさに言えば世界的です。
 明日から緊張感がまた高まります。