豪雨被災地の人吉市長と意見交換

2020年10月08日

 昨日は先の豪雨で甚大な被害を受けた熊本県人吉市の松岡市長から、今後の復旧についての陳情を受け、意見交換をしました。同地域選出の金子代議士、県選出の松村、馬場両参議院議員も同行されました。

 松岡市長は、人吉市の実情を訴えられました。とりわけ私の担当分野では、休館していた国民宿舎「くまがわ荘」を改修して、内閣府の支援により人や企業の総合交流施設としてオープンしていた「人吉市まち・ひと・しごと総合交流館」、愛称「くまりば」が水害で大きな被害を受け今後の復旧に時間がかかることから、交付金の柔軟な活用や今後の支援要請がありました。この復旧事業については、今後まち・ひと・しごと創生本部としても全面的に協力していくことを伝えました。

 それ以外にも、市長の最大の不安は今後の人吉市の財政です。熊本地震の際に私も経験しましたが、各首長の最大の不安は「今後復旧にどれくらいの予算が必要で、果たして自治体が持つだろうか」という事です。私の選挙区でも益城町や南阿蘇村、西原村など壊滅的な被害でしたので、当時の町村長さんたちは茫然となられました。国がどのくらい手を差し伸べてくれるだろうか、という思いが一番でした。

 国の支援策は手厚いものが用意されていますが、首長としてはできる限る有利な支援制度をいかに早く活用するかが求められます。一方で新たな支援策の創設も求められます。住民の皆様の生活は被災により厳しいものがありますので、様々な不満が募りそれはすべて自治体や首長に集まってきます。

 若い市長でエネルギーもありますので復旧は今後、必ず順調に進んでいくと思いますが、私たちとしても不安を少しでも払しょくできるよう、可能な限り全面的に支援していかなくてはならないことを改めて肝に銘じたところです。 

 また、同日、NHK「おはよう日本」でインタビューが放送されました。地方創生・少子化対策・一億総活躍の話だけでなく、4年前の熊本地震の際の写真も映されました。放送をご覧になった地元の方々からも災害への対応と復旧、そして地方創生や少子化対策への期待の声をいただきました。改めて職責に身が引き締まる思いです。