2020年の夏は特別な夏

2020年08月14日

 昨日東京での会合・会食に出席後、今朝熊本に帰りました。朝8時15分羽田発の熊本行き。乗客は20人ほどでした。いつもの年なら8月14日は帰省客で羽田はごった返すのでしょうが、今朝は閑散としてお客さんもまばら。GOTOトラベル実施中ですが旅行客もあまり見当たりませんでした。

 飛行機に乗り込み、CAの方が来られましたので「こんなに少ないお客さんを毎日運んで大変ですね」といいましたら「そうです」と寂しそうでした。それでも国内線はまだいいようなものの、アメリカやヨーロッパに行く国際線もお客さんの数に関係なく飛ばなければならないという事。燃費、人件費、整備費などを考えるとどれだけの赤字で就航しているのだろう、と恐ろしくなります。

 航空業界だけでなく、鉄道、バス、船舶、観光関連産業などすべてが大変な状態ということが分かります。コロナ陽性患者をこれ以上増やさないための努力はしていかなくてはなりませんが、人・モノ・カネの流通が途絶えると社会全体が壊れていきます。感染防止と経済維持のバランスが難しいところですが、何とか持ちこたえていきたい。そして再生する機会をジッと待ちたい。「国民の心理」も「生活」も「経済活動」も「国家財政」もギリギリでこの夏を迎えています。

 75年前、昭和20年(1945年)の8月15日が特別の日であったように、2020年の夏、お盆も特別のお盆です。なんとか「あの時はきつかったけどみんなよく踏ん張った」といえるような日を迎えなくてななりません。
 頑張ります!