炎天下の集落清掃作業

2020年08月09日

 今日は山鹿市のある集落の清掃作業に呼ばれました。40戸弱の集落で朝8時半から、農家の方々ばかり男女それぞれ集まって、公民館の掃除や、農道の両脇の草刈り作業です。約3時間の作業が続きました。
 私は11時45分頃来てくれ、ということでしたので作業が終わるころの11時半くらいに行きましたら、ほとんど作業は終わり、あとは弁当が配られていました。
 今の情勢や今後のコロナ対策、なども含めて政治報告してほしい、ということでしたので、ご神木がある木陰に集まっていただき、今なぜ国会を開かないのか、今後のコロナ対策がどのようになっていくか、などの報告をしました。またこの地域から国道3号と市道の交差点改良の陳情も出ていましたので、その途中経過も報告しました。皆さんやはり、総理の顔が見えない、国会の動きが分からないなど、いろいろな思いがあるようで厳しい表情でした。

 質問の中で「東日本大震災の後、財源確保のために住民税や所得税が引き上げられたが、今回もコロナが一区切りしたら増税されるのではないか」ということが出されました。鋭い質問だなあ、と感じるとともに、税金問題に国民がどれほど敏感なのかを、思い知らされました。

 そのあと場所を変えて数人で、現在の政治情勢やコロナの行方、などを語り合いました。私たちもコロナの行方やコロナ後の社会については五里霧中です。何とか皆さんに安心していただくような道筋をつくらなくてはならない、と思うのですが、先が見通せなくて申し訳なく思います。

 それにしてもこの炎天下、40戸近くの集落で農家の方ばかり20人ほどが出て、真剣に集落の美化作業をやられるということに頭が下がります。こんな方々の地域愛で集落が維持されていると感心しました。この集落は小学生の子供たちも20人いるということで、地域社会を大切にする気持ちが世代間で引き継がれています。
 地域力はまだまだ健在です。