豪雨の爪痕至る所に

2020年07月21日

 熊本では豪雨被害対策に追われました。自民党熊本県連で、今後政府に要望する事項について県選出国会議員と県議会議員、熊本県幹部職員との合同会議を土曜日に行いました。その後、私は山鹿地域の被害状況を視察しました。そして昨日は自民党の災害対策本部長代理の下村博文衆議院議員が視察のため大分県の日田市などに入られましたので、災対本部の事務局次長として同行しました。

 山鹿地域は山間部の土砂崩れが数多く、一緒に田んぼを飲み込んでいました。幸い山裾に人家が少なかったために犠牲者はおられませんでしたが、土砂崩れの修復には時間もお金もかかりそうです。

 大分県は湯平温泉、天ヶ瀬温泉、玖珠町や九重町を視察しましたが、温泉街は壊滅状態でした。先週視察した熊本県小国町の杖立温泉と同じような状況でした。川を挟んで温泉旅館やホテルが立ち並んでいるために、これまでにない河川の大洪水で軒並みやられていました。温泉地域丸ごと復旧をしてやらなければ再生できません。
 また山鹿地域同様に、山腹崩壊や道路の陥没などは至る所にみられ、交通を中心としたインフラの復旧をまず急がなくてなはなりませんでした。

 各地を見て回ると、我が国は本当に山が多く山裾に集落があり、河川が至る所に流れています。森と自然に恵まれ水にも事欠かないという国土ですが、それだけに災害のリスクは至る所に存在することを改めて思い知らされました。

 国土が与えてくれる豊かさと災害リスクは背中合わせです。やはり国土の強靭化計画は常時必要です。