補正予算はいつ、どのような規模で

2020年03月11日

 新型コロナウイルス感染防止策で、企業や個人への支援策として、政府の緊急対応策第2弾が出ました。社員の正規、非正規を問わず仕事を休まざるを得なかった人への所得補償などが柱です。
 しかし、国会では本格的な補正予算を早く組まなくては、という空気で一杯です。現在参議院で令和2年度の総予算を審議中ですので大っぴらには言えない状態ですが、その規模などについて様々な推測が出ています。一部では数十兆などの声も聴きました。これから積み上げ作業が急ピッチで行われるのでしょうが、「積み上げでなく、一括でボーンと組まなくてはだめだ」などの声も聞こえてきます。

 日本全地域への影響、そして全産業分野での損失ですので、相当な規模で手を打たなくては日本経済が沈没してしまいます。昨日、大手ビル会社の社長さんとお会いしましたが、大手ビルも小売店などは家賃が歩合制になっているので相当な減収だそうです。至る所に経済的影響が出ています。

 しかもあと10日間程度の自粛継続が表明されました。厳しさはさらに募ります。今後は、いかに感染を食い止めるかと同時に、経済の疲弊を最小限度に抑え、どのようにしていち早く経済を立ち直らせるかの、各国競争になって来ます。
 手をこまねいては全てを失くします。まさに政治の緊急対応力が問われます。