地震被災地、新潟、山形を視察

2019年06月24日

 金曜日は、午後6時過ぎの新幹線で、岸田政調会長に同行して新潟に向かいました。翌土曜日の朝から震度6強を記録した新潟県村上市を視察しました。日本海岸の国道は、がけがそそり立つ景勝の地でしたがその崖が地震で崩れ国道がストップする、という被害状況でした。既に落石などは片づけられ、片側通行方でしたが、やはり揺れは相当大きかったようです。
 しかし、そそり立つ絶壁が景勝の地として観光客を楽しませるため、今後の防災対策をどのようにしていったらいいかという、なかなか悩ましい問題も地元は抱えていました。
 一方、山形県鶴岡市の鼠ヶ関港(ぜずがせきこう)は荷揚げのふ頭が、半分沈下し39センチほどの段差が縦に生じているため、荷揚げは出来ず、輸送用のトラックも入れず、休港状態でした。
 いずれも人命こそ奪われていませんでしたが、地域の道路や港湾といったインフラが被害を受け、やはり県や市では対応できず、国の力が大切であることを訴えられました。
 また鶴岡市からは「熊本県からブルーシートが400枚、被災者の受付業務のために熊本市の職員が2人派遣され、大変ありがたい」とお礼を言われました。地震経験自治体として、出来ることはすぐに協力する、ということがどれだけ被災自治体や住民を元気づけるかという事を肌で知りました。
 帰りは山形庄内空港から羽田へ。50分の待ち合わせで羽田から熊本へ。スムーズに移動できましたので、土曜日の夜の会合はキャンセルしないで済みました。
 山形庄内空港で何か経済貢献をと思い、地元の名産「山形サクランボ」を購入させていただきました。銀座などで売っているサクランボの半分ほどの価格で売られていました。