故園田博之代議士をしのんで

2019年03月20日

 昨日は、かつての「新党さきがけ」に関係あるメンバーが集まって、故人となられた園田博之代議士を偲んで夕食会がありました。私は県議会議員時代の5年間「さきがけ」であり、園田先生には大変お世話になりましたので参加しました。
 呼びかけたのはさきがけの国会議員だった三原朝彦先生。場所はさきがけの代表だった武村正義元代議士が行きつけの、御茶ノ水界隈のイタリア料理店でした。園田先生の妹さんも参加され、遺影を囲んでの会食でした。
 自民党は三原先生と渡海紀三郎先生と金子恭之先生と私、野党は前原誠司先生と玄葉光一郎先生。そのほか武村先生や武村先生の元秘書で現在代議士になられている伊藤忠彦先生も出席予定でしたが、急用で出席が叶いませんでした。
 与野党合同の夕食会でしたが、「さきがけ」時代の話に花が咲きました。「さきがけ」は当時、保守2党をつくるということで自民党に対抗できる保守政党を目指しましたが、5年でその命を終えました。
 自民党国会議員として今考えると、自民党はさきがけの理念も含んだ幅広い政党です。自民党の中には、様々な思想や政策を持たれた方が多数おられますが、それを全て飲み込むことが出来るのが自民党であり、自民党の強さの源泉です。このため我が国において2大政党は難しい、と思います。
 また「さきがけ」の理念は「小さくともキラリと光る国・日本」でしたが、経済や科学技術、安全保障分野などでこれだけの国際競争が展開されている中で、しかも人口減少とはいえ1億人以上の人口を抱える「大国」である我が国が「小さくてもいいからキラリ」というのは現実的でなく、なかなか国民の皆様の理解も得られません。我が国はやはり「自民党」であり、自民党をいかに良くしていくかが私たちに課せられた責務であると思います。