総裁選挙、安倍さん勝利、石破さん善戦

2018年09月21日

 昨日は自民党の総裁選挙でした。午後1時から自民党ホールに集まって衆参両議員の議員投票、そして全国各都道府県の党員投票と総合して電光掲示板で表示されました。議員票では安倍329に対して石破73、党員投票では安倍35万5487票に対して石破28万6003票。これを議員数405票と同じように案分すると安倍224票、石破181票となり、合計で安倍553票、石破254票で安倍さんの圧勝でした。しかし石破さんも善戦と言っていいと思います。
 私にとってショックだったのは熊本県の党員投票で安倍さんの票が伸びなかったことです。安倍6千143票に対して石破5千11票でした。安倍の得票率は55・07%、石破の得票率は44・93%でした。
 安倍さんを支持する集会では、グランメッセに3000人が集まり熱気もありましたし、電話作戦も反応は良かったし、私の事務所内の投票も、フタを開けてみると圧倒的に安倍さんでしたので、6割対4割くらいの得票率で安倍さんかな、と思っていましたが予想を下回りました。やはり石破さんに対する根強い人気と、安倍さんに対する政治手法や農林水産業や中小企業への政策が、それぞれに支持を得ることができなかった面があると感じました。
 しかし6年前を考えると、石原派の、私と野田毅先生は石原伸晃をやりましたが、1位は石破さんで石原さんは2位、安倍さんは3位でしたのでそれからする安倍さんは良く得票した、と言えるかもしれません。
 また投票率が熊本は51・32%で全国で45位でした。これも安倍さんを支持しない方々が、棄権という行為で投票を控えた、と言えるかもしれません。
 しかしこの結果を真摯に受け止めなくてはならないと思います。地方の政策、農林漁業や中小企業対策、そして自然災害への対応など、より身近な生活政策への丁寧なテコ入れが必要です。今回の総裁選挙では、これらの分野での具体的対策は石破さんからも出ませんでしたので、私としてはより具体的な地方政策を提言していく必要があると感じました。
 総裁選挙は終わりました。地震や台風、豪雨、少子化、人手不足など我が国は厳しい局面を迎えています。一方で東京オリンピックやワールドカップラグビー、大阪万博誘致、外国人観光客の更なる誘致など、夢をもって成し遂げなくてはならないイベントや対策が目白押しです。お互い前を見て協力し、一丸となってこれから進んでいきます。