本当に大切なもの

2006年12月13日

 昨日は商店街のことを書きましたが、ここ数日農村から悲鳴にも似た声が聞こえます。米は不作の上価格が去年より下がりました。野菜は暴落です。天候の不順による消費の減退、また一方で豊作貧乏。何をとってもよくありません。「やれ輸出だ、攻めの農業だと言う前に、共済の適用などの現実的な対策をまずやって欲しい」と言う声が大勢です。後ろ向きの話ですが現実は見つめなくてはいけません。
 また昨日、正社員への登用試験を受け不合格だった方のお母さんから、試験の在り方や正社員への道についての意見、要望がありました。
 商店街、農村、派遣や期間労働者。格差社会の現実的な話しが多くなってきました。しかし、今朝辻立ちの帰りに寄った商店では、中国からの研修名目の労働者のことが話題となり、彼らの本当につましい生活、そして家族への仕送りなどを見ると日本の働く人たちはまだまだ贅沢、というような下を見たらきりがない話となりました。
 しかし、現状を少しでも良くしていくというのが政治の役目です。まだまだ政治がやること、足りない所は多い。必要最小限のことを政治がどこまでやっていくか、そして自立への道をどう開いていくか、政治の努力はまだ不足しています。そしてもっと政治家も官僚も生活の不安感を感じなくてはいけない。浪人の身だとこの「不安感」というのがが良く分かるんだなあ。
 今年の漢字は「命」。ぴったりの感じです。命だけは大切にしましょう。
 明朝の辻立ち7時20分菊池、8時大津