大晦日、議員宿舎で年越し、改革へ待ったなし

2023年12月31日


 本日31日(日)は大晦日。本当に1年間お世話になりました。しかし今後どのような日本の政治になるのか、政治は現在捜査が進められている「派閥のパーティー券キックバック裏金」問題で不透明の限りです。国民の皆さんの信頼回復のために、自民党として何らかの方針と行動を示すべき時にきていると考えます。

昨年のブログ「進歩」「結束」「透明性」
 昨年の大晦日は熊本の自宅で過ごしました。自宅近くの俵山を阿蘇へ向かう道路7㎞ほどジョギングしました。そして31日のブログでは「コロナが4年目に入った。ロシアのウクライナ侵略はまだまだ続く。気候変動で地球に異常事態が起きている。今後の事については2-3年の単位で考える必要がある。「進歩」「結束」「透明性」が重要である」と書いていました。
 このうちコロナは一応収束しています。インフルエンザ等と同じ感染症5類に危険性が引き下げられ、イベントも復活、インバウンドも急増し、社会に賑わいと活力が戻って来ました。世界は何とかコロナ感染症を克服しました。しかし、まだ油断は禁物です。今後も感染対策に注意を払いながらの生活が求められます。
 ウクライナにおける侵略は収束の気配がありません。加えてイスラエルとパレスチナの戦争も勃発しました。状況は、依然として予断を許しません。
 気候変動はますます深刻になっています。中南米などで渇水が続きパナマ運河で一時船舶の航行に規制がかかるという事態になりました。全世界が結束して地球への負荷軽減に努めなくては世界で異常事態が起きて来ます。

パーティー券キックバック裏金問題、危機感を持って対処を
 自民党各派閥の政治資金パーティーの際に各議員が集めたパーティー券が、ノルマをオーバーした分は議員に還元され、その金額が政治資金収支報告書に記載されていなかったことで裏金問題、政治資金規正法違反の疑いがあるとして東京地検が捜査に乗り出し、すでに安倍派の歴代事務総長が事情聴取を受けていると言われています。私も森山派というわずか8人の事務総長です。不正はもちろんありませんが、派閥がどうあるべきか、という問題では考えさせられます。
 政治とカネによる事件は一定期間を置いてこれまで繰り返し噴出して来ました。そのたびに改革が叫ばれますが事件は後を絶ちません。今回こそは自民党として危機感を持ち、徹底して改革に乗り出すべきです。派閥の在り方、政治資金の透明化など国民の皆さんの信頼を取り戻すには相当な覚悟が必要です。そのために年明け直ぐに取り組む必要があります。私も政治資金の透明化に全面的に協力します。

農林水産大臣として
 12月14日に農林水産大臣を拝命しました。農も林も水も今、もっとも大変な時期です。戦争による穀物輸出の停滞、世界の人口増加による食料争奪戦、気候変動による世界各地での不作状態が続きます。我が国は肥料や飼料を輸入に依存してきたためにコストが高騰し、農業者の経営が困難に陥っています。農林水産業の担い手が今後ますます減少します。スマート化や自給向上の対策を立て、実行しコストを抑え、農地、森、海を守り、何としても国民の皆さんに安定した食料供給していかなくてはなりません。
 来年はまさに農林水産業の未来に向けた新たな改革元年です。責任の重大さをひしひしと感じます。

議員宿舎で農林水産業の将来像を考え来年に挑む
 昨年の大晦日は自宅からジョギングに出かけましたが、今年は東京の議員宿舎で年越しです。最上階まで階段を上り、回り廊下1周85メートルをウォーキングで何回も何回も回る、という運動をしています。
 未来をしっかりと考え、老若男女が次のステージを築いていくことが出来る農業、林業、水産業にしていくために全身全霊をかけます。
よろしくご指導をお願いします。
写真は議員宿舎最上階の回り廊下から眺望できる富士山