阿蘇熊本空港完成、第1便飛び立つ

2023年03月23日


平成28年の熊本地震で使用不能になった「阿蘇くまもと空港」の全面改築工事が竣工し23日(木)、テープカットが行われ、私も鋏を入れ、新装なった空港から第1便が飛び立ちました。

空港のテープカットは朝の6時15分からでした。昨夜は、大臣時代に警護をしていただいた地元の警察の方が、今回の異動で2人転勤されることになりましたので、事務所スタッフ全員で送別会をしました。そのため、少し遅くまではしゃぎ、やや寝不足気味で午前6時前に新装した空港ビルに到着しました。それでも空港は私の自宅から車で15分弱ですので、ほかの人と比べるとゆっくりと出来たほうです。
新装の空港ビルは空間をたっぷりと取ってあり、熊本名産のお土産屋さんやレストランなどがおしゃれなデザインで配置されています。熊本県産の木材もふんだんに使われ、天井や壁、テーブルなど木の香りが漂うラウンジにもなっています。

テープカットの後、出発が7時35分でしたのでラウンジでゆっくりと本でも読んでいましたが、そのあとが散々でした。

同時刻にJALと私が乗る航空会社の便が飛び立つはずでした。JALは予定通りに出発しましたが、私の乗る機材は整備のため30分の遅れ、予定時刻よりかなり遅れて乗り込んだのですが、座席に座っているとCAの方が来られ「もう少し整備に時間がかかるようです。次の便が早いかもしれませんので乗り換えられますか」と問われましたので、8時20分発のANAに乗り換えて上京しました。
お陰で自民党本部で開かれていた総合農林政策調査会には出席できなくなりました。少しでも早く党本部に到着するために車での移動を考えていたのですが、羽田着が当初より1時間以上遅れたために、せっかくの準備も役に立ちませんでした。

しかし、無事に到着しただけでもありがたいと気持ちを切り替えて、派閥の会合、特別委員会の理事懇談会など予定された会合を済ませました。

空港はコンセッション方式で民間が主体となって建設され、これまでの第3セクターの空港ビルとは運営方法が違います。そのためより多くの利用者が来られるように様々な工夫が施されています。現在の国際線ビルもやがて取り壊され、航空便を利用する人以外の一般の方々も楽しめるような施設にしていくという事です。やはり民間企業力の導入は大切です。

空港の脇には東海大学の臨空キャンパスも4月にオープンします。空港を中心とした新たな地域の展開が始まります。空港周辺はすべて私の選挙区ですので、楽しみが広がるだけでなくやるべき仕事も増えます。航空便の遅延を除けば希望にあふれた記念すべきスタートでした。
写真は新装なった阿蘇くまもと空港正面