たばこ税引き上げに関し税調会長に申し入れ

2023年02月13日


 防衛費増額のため昨年、たばこ税の引き上げが表明されましたが、私たち「たばこ議員連盟」と「たばこ特別委員会」は増税に反対ですので、13日(月)宮沢洋一自民党税制調査会長に遺憾の意を表明するとともに増税に至った経緯など業界団体に説明するよう求める要請書を手渡しました。

 要請書手交は議員会館の宮沢事務所で行いました。たばこ議員連盟会長の山口俊一衆議院議員、たばこ特別委員会委員長の江渡聰徳(えとあきのり)衆議院議員、と両会の事務局長である私の3人で行いました。

内容は
➀たばこ税は2018年から2022年まで5年連続増税しており、当面は増税しないという約束があった。
➁令和4年12月14日にたばこ議連とたばこ特別委で増税断固反対を表明したところである
➂しかし令和5年度の与党税制改正大綱で1本当たり3円相当のたばこ税引き上げが明記され大変遺憾である
➃たばこ販売組合・耕作組合は我が党とともに歩みを進めてきた中で約束が守られないことは党としての信用問題にかかわる
➄たばこ税増税に至った経緯や1本当たり3円相当とする理由等、説明の機会を設けてもらいたい

というものです。

 防衛費は2023年から2027年までに43兆円の財源を必要とします。27年度以降、年約4兆円の財源が必要でそれをカバーしなくてはなりません。「歳出削減」「決算剰余金の活用」「国有財産の売却」などで3兆円を確保しますが残り1兆円を「法人税」「所得税」「たばこ税」で確保するということになりました。このうちたばこ税は2000億円から3000億円と見込まれています。

 国鉄の民営化の時などと同じように「困ったときのたばこ税引き上げ」が今回もなされようとしています。「全国たばこ販売協同組合連合会」や「全国たばこ耕作組合中央会」にとってはたまったもんではありません。

 この日も、宮沢会長にくれぐれも慎重にして欲しい、と念を押しました。
【写真は宮沢自民党税制調査会長への申し入れ、左から2人目が宮沢会長】