150日間の通常国会会期末

2022年06月15日

 令和4年1月17日から始まった第208通常国会は150日間の会期を終え、15日(水)会期末を迎えました。
 私は農林水産委員会と地方創生に関する特別委員会に所属しましたが、今振り返ってみますとほとんど混乱や波乱はなく平穏な国会でした。先週に議長不信任決議案と内閣不信任決議案が野党から提出されましたが、それも野党の対応がばらばらで緊張感もあまりありませんでした。

 平穏な国会だったのは、野党が結束できなかったこと、とりわけ立憲民主党のガバナンスが他の野党に対して効かなかったことが大きいとは思いますが、やはり2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、それ以来の外交などの安全保障や経済、特にサプライチェーンの問題、食料の安全保障、諸物価の高騰などが起き、我が国の姿が2・24を境に一変したことが挙げられます。

 その後ロシアの侵略は続き、ウクライナのゼレンスキー大統領は涙ぐましい程の努力をされています。我が国の国会にも支援の呼びかけの演説をされました。
 そのような事態を考えると、与野党の攻防というより、我が国がこれまで取ってきた政策の変更が求められます。根本的に国の重要政策をどう立て直していくか早急な対応をしていかなくてはなりません。それは国民の皆さんの同意を得て進める事でもありますので、7月10日投票の参議院議員選挙がその格好の機会となります。

 今国会と参議院選挙は結びついたものです。今後の我が国のあるべき姿を論議した国会に続き、国民の審判を仰ぐ選挙に移ります。

 大きな節目の季節を迎えます。