第一回の地方創生有識者懇談会

2021年09月21日

 21日(火)午後3時から第1回の「地方創生有識者懇談会」(座長・増田寛也・東大公共政策大学院客員教授)を開きました。

 地方創生については現在、中長期の取り組みの方向性を示す第2期の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づいて事業が進んでいます。昨年12月には、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、当面の地方創生をどのように進めるかで、改訂を行いました。テレワークの活用がこれまで以上に重視されることから、地方創生にテレワークの普及を広めることなどを盛り込んだところです。

 今回は、新型コロナウイルス感染症の拡大で、地方創生にとってプラス面とマイナス面の双方が見られるようになりました。このため有識者に再度論議をして頂き、これを踏まえてプラス面を加速させ、マイナス面をプラスに転換させるよう、総合戦略の二度目の改定をする予定です。

 今回の有識者は8人。その中で私が特に希望して、地方紙の記者の代表も加えさせていただきました。中央の有識者だけでなく、地方を毎日取材している立場からの意見を述べていただきたいためです。懇談会はオンラインで実施しました。

 この日は私がまず挨拶をし「感染症により地域の経済・社会状況や国民意識・行動に様々な変化と影響が生じている。ワクチン接種が進み、感染症を一定程度抑え込む事が出来るようになった後の地方創生についてご意見を伺いたい」と述べました。
 続いて増田座長が「コロナ後の地方創生に対してしっかりと論議していきたい」と挨拶され初回の論議が始まりました。

 今後何回か懇談会を実施して年内には改訂版をまとめる予定です。刻々と変わる社会情勢と国民意識の中で、どのような地方創生を進めて行くか、重要な問題ですので、有識者懇談会の議論を期待しています。