参議院本会議で急遽答弁

2021年06月11日

 国会はほとんどが法案審議などを終え、会期末の16日を迎えるだけと思っていました。ところが思わぬ出番が来ました。参議院は本会議で「令和2年度政策評価等の実施状況及びこれらの結果の政策への反映状況に関する報告」というのがあり、総務大臣に行政評価の実施状況やそれをいかに政策に反映させたか、などについて報告を求めます。その報告に関連して質問があり、質問に該当する大臣は本会議場で答弁する、という制度があったのです。

 前日の夜(10日)に、私に対する質問が2件出て来たという事でした。「参議院本会議の当日11日には午前7時過ぎには大臣室に来て頂きたい」という連絡が入りました。
 質問は与党からは「地方創生臨時交付金などの財源確保」と「国の法律成立によって各自治体が法に伴う自治体計画の策定を強いられ、職員の重い負担につながる」というものでした。野党からは「孤独・孤立対策は各省庁に分散している。どのようにして政策を立案し評価や検証をするのか」という内容でした。委員会とは違って、本会議では再質問は原則として行われず、丁々発止のやり取りはありませんが、そこはやはり本会議場です。緊張感はあります。

 なんとか答弁を済ましましたが、午前10時20分に答弁、控室で休む間もなく別件のレクを受け、次は午前11時50分と2回に分けての答弁でした。

 そのほか自治体の首長さんからの面会が相次ぎました。そのうち知事会は地方創生を担当される三重県知事、税財政を担当される宮崎県知事と同時に面会しましたが、三重県知事はリアルの面会、宮崎県知事は私の隣にパソコンを置いてのオンラインでの面会、と変則的な要望受け入れでした。これからもこのような面会形式は増える事でしょう。

 来週はどうも不信任決議案を野党が提出するような気配でもあります。自民党の幹事長は「不信任案が出れば即座に解散」と言っています。国会はどのように転ぶか、まだまだ予断を許しません。