アメリカメディアからのインタビュー

2021年04月27日

 27日(火)午後4時半からアメリカのメディアである「アメリカVICE news」から孤独・孤立に対してのインタビューを受けました。
 これまでの、どのメディアより入念なカメラワークの設定をしての撮影です。インタビュアーはモンゴメリーはな子さん。英語も日本語も流ちょうな方でした。
 インタビューは、やはり自殺が増えたことに集中しました。特に女性の自殺が増えたことに対しての要因などを聞かれました。加えて「日本の場合、女性に社会的負担がかかっているのではないか」「それはコロナ禍のためなのか、それともコロナ以前から女性への負担はあったのか」「女性の社会的負担の内容は具体的にどのようなものがあるのか」というなかなか厳しい質問でした。

 私は女性の負担は家庭、子育て、介護など様々な形で存在すること。コロナ前も男性優位の社会の傾向が強かった事。現在、育児休業などに協力的な企業に対して助成金を支給する政策で男性の育児休業を取得しやすくし、夫婦共働き世帯が仕事と育児の両立ができるよう政策的に誘導している事、などを説明しました。

 女性の社会的負担や女性の失業率の高さなどの質問に続いて、担当大臣として女性の自殺の増加に対してどのような具体策を講じているのか、などわが国の社会的構造を的確にとらえた質問が続きました。
 これまでロシア、スペイン、韓国とインタビューを受けましたが、インタビュアーは母国と日本を比較しながら、その違いに興味を持ち、自らの国をどのように改善して行ったらいいのか、という考えでインタビューに臨んでいる様でした。

 やはり、どの国もコロナ禍を契機として、自らの国の反省すべき点を浮きだたせて次の時代をつくって行こう、というメディア人としての意欲が表れています。