「孤独・孤立対策」の担当を指示される

2021年02月12日

 今日(12日)、閣議後に菅総理に呼ばれて総理執務室に行きました。総理からは「孤独・孤立問題が重要になって来ている。その対策の担当をしてもらいたい。女性の自殺なども増加傾向にある。問題点を洗い出して効果的な対策を探ってほしい」、「孤独・孤立対策を担当させる」旨のご指示をいただきました。

 先の参議院予算委員会で、国民民主党の委員が孤独や孤立について質問されたとき、「孤独や孤立対策を担当している大臣は誰か」と聞かれて、総理が「厚労大臣です」と言われました。私としては子供の貧困対策などで、「子どもの居場所づくり」など子供・若年層の孤独問題に取り組んでいましたので、そのあと田村厚労大臣に「孤独・孤立対策では子供、若者について携わっていますので私の方もお手伝いします」と申し入れていたところでした。

 孤独・孤立については子供、若者、女性、高齢者など各年代でそれぞれの課題を抱えています。近年特に孤独問題がクローズアップされることが多く、重要な政策の一つになる、と思っていました。加えてコロナ禍が長引く中で、孤独・孤立問題が深刻になって来ています。

 イギリスでは2018年に担当大臣が置かれました。本などを読んでみますと英国では高齢者の孤独に焦点が当てられているようですが、わが国では各年代にこの問題は潜んでいます。それが、長引くコロナ禍で顕在化しています。各政党でも孤独・孤立の問題を取り上げる勉強会が増えて来ました。

 担当になり、まずチームをつくらなくてはなりません。そして2月末にも緊急のフォーラムを開き、孤独問題に取り組んでおられる支援団体や各専門家からの聞き取りを行い、課題を洗い出す一方で、今以上に実情調査なども進めなくてはならないと思っています。

 また一つ忙しさが加わりますが、重要な現代の政策課題です。全力で取り組んで参ります。