第23回まち・ひと・しごと創生会議

2020年12月03日

 2日は午後5時から「まち・ひと・しごと創生会議」が開かれました。今回が23回目。これまで議長は総理でしたが、今回から担当大臣の私が議長になり、より綿密に会議を行うことになりました。
 今回は「地方創生有識者懇談会」(座長増田寛也東京大学公共政策大学院客員教授)と「地方創生に資する魅力ある地方大学の実現に向けた検討会議」(座長・坂根正弘コマツ顧問)における議論について報告がありました。両会議は、コロナ禍で社会が大きく変化を見せる中、昨年作成された第2期の創生総合戦略を改訂に向けて有識者の意見を聴き、併せて地方の国立大学を中心に、大学を地方創生に生かすためにはどのようにして行けば良いか、を話し合うものです。

 創生会議の有識者は9人です。そしてこの日は田村厚生労働大臣、萩生田文部科学大臣、野上農林水産大臣の3大臣と、総務省、経済産業省、国土交通省の政務官が政府側から出席しました。

 活発な意見が出ました。特に大学と地方自治体との連携による地方への貢献や地方の人材への注文など、地方をいかに蘇らせるかの観点から意見が述べられました。ポイントはそれぞれの機関がその分野に収まらずもっと外に目を向けて、何かを生み出していかなければ、地方の創生や進化はない、という事だったような気がします。

 私が担当大臣として会議をリードしましたが、それぞれが思いの丈を述べられ、午後6時の終了予定が、10分以上オーバーして終わりました。
 このあとさらに論議と検討を重ね、今年いっぱいには、コロナ後の改訂版創生総合戦略を取りまとめます。

 あとはいかに実行に移していくかが課題です。