小国郷の豪雨被災地を視察

2020年07月13日

 昨日は阿蘇郡南小国町と小国町の豪雨による被災地を、県選出の参議院2人と地元県議会議員、県や町関係者と視察して回りました。人吉や八代の被害も大きいのですが、阿蘇郡の2町の被害も大変なものでした。

 小国郷は特に杉の産地であるため、山からの流木がすさまじく、これからの処理に頭を悩ませそうです。南小国町は山間の閑静なところに温泉旅館があり、独特の雰囲気を持っていますが、これらの温泉旅館や温泉付きオートキャンプ場などが流木と土砂に埋まり、旅館の家屋も泥だらけで、経営者の方々も呆然とされていました。

 小国町は杖立温泉が集中的にやられていました。杖立川という、筑後川の支流の川を挟んで温泉旅館が立ち並んでいますが、これらはほとんどが1階は土砂だらけ、ガラスなども割れ、流量の大きさと流速の早さを物語っていました。地元の若者たちが後片付けをしていましたが、また豪雨が来そうな雲行きで、なかなか捗(はかど)っていません。加えてコロナ感染防止で県外のボランティアはお断りしているために、これは人吉地方も同様ですが、とにかく人手が足りないという状況です。

 復旧に何日かかるか分かりませんが、粘り強く作業をするしかありません。私たちは財政的支援と人的、技術的支援をいかにしていくか、そして次に備えての改良型復旧を進めて参ります。
 気の遠くなるような作業ですが、Never give upでやり遂げます。