今日緊急事態宣言 今後どうなる

2020年04月07日

 安倍総理は今日、新型コロナウイルスの爆発的感染拡大を防止するための「緊急事態宣言」を出します。緊急事態宣言は、東京、大阪など7都府県で5月6日までとなりそうです。都市封鎖(ロックダウン)はできないものの、外出の自粛は強く求められ、当分、都市部は火が消えたような状態になります。しかし新型コロナウイルスの爆発的な感染を防ぐためで致し方ないことです。

 昨日は自民党で、緊急事態宣言に伴うところの経済対策のための政調全体会議が行われました。様々な意見が出ましたが、最も多かったのは「所得が減少した人に30万円支給するが、なぜ一律でないのか。10万円でも一律にしたほうが支給スピードも速いし、国民も安心する」という意見が数多く出されました。

 さらに、「マイナンバーカードをこの際普及させ、マイナンバーカードを持つことが支給の条件にするくらいの思い切った対策があっていい」という意見も多く出されました。

 政府は今日緊急事態宣言とセットでこの経済対策を出します。今日の対策に盛り込まれなかった昨日の意見は、今後出されるであろう第2弾の経済対策として、採り入れるかどうかも含めて検討されるようです。

 まずは国民の皆様、特に商売をやっている方々やフリーランスの方々に安心感を与えること、そして耐えていただく気持ちになってもらうことが政治としての最低限の役割です。
厳しい状況が、国民全体にも、政治の側にも、経済環境としても、文化芸術にも否応なく覆いかぶさると思いますが、ここはじっと耐え、やがて反転攻勢をかける土台としなくてはなりません。

 闘いはフェーズを変えて新たな舞台に移ります。昨日も書きましたように、皆さんの意見と気持ちを「よく聞き」「よく見て」「よく集め」、そして反映できるように全力を尽くします。