日本を覆う不透明・不安

2020年03月26日

 東京都が週末の外出自粛を要請しました。昨日の41人の感染者発生を考えると、やむ得ない措置と思います。今後、イタリアやスペインの都市、パリやニューヨークのようにならないように必死の作業をしなくてはなりませんが、いつこのコロナが終息に向かうのか、不透明感がなおさら、やるせない気持ちにさせます。

 東京オリンピック・パラリンピックが中止でなく、延期されたことは財政的な負担はあるとはいえ、皆さんポジティブにとらえられているようです。こちらは復興・終息五輪という希望がありますので、こちらに望みを託したくなります。しかしそれも、これからの世界のコロナ感染次第です。やはり不透明感と不安感が胸を塞ぎます。

 昨日はコロナの影響による経済対策に追われました。自民党の農林部会では肉の消費が落ち込み、高級肉の在庫もたまっていることから、「国産牛肉券」を発行したりして消費を喚起する一方で、生産者の収入を保障する案を作り、自民党の政調会に提出することにしました。総務部会でも早急に、遠隔診療やテレワーク、ネットによる自宅教育ができるような環境づくりを進めることを要望します。

 今回の「コロナ」を機に社会の在り方を一気に変えようという動きが加速しています。コロナ感染を乗り越えるだけでなく、社会そのものを未来型に変えていく、その膨大な作業が始まりました。しかし、人と人の触れ合いを忘れないようにすることも大切です。「コロナ」は隔離、遠隔、集団のシャットアウトが基本ですのでここは、よく考えながら社会づくりをしていかなくてはなりません。
 未来に向けて試行錯誤が始まります。