台風19号の被害状況把握、対策一色

2019年10月16日

 昨日から国会は台風19号の被害状況の把握とその対策一色です。自民党では昨日書いた通り対策本部を設けて、あらゆる被害の把握に努めていますし、内閣も関係閣僚会議を開いていますし、国会も災害対策委員会を開く予定です。
 あれだけの大型台風が予想されて、盛んに予防策を訴えていて、千葉県を襲った台風15号の二の舞は踏むまいと、様々な対策を講じていたにもかかわらず、死者70人を超える犠牲者と、堤防決壊や道路や鉄道網の寸断、橋梁の崩落、そして医療機関や福祉施設、民家の孤立などあらゆる被害をもたらしました。
 自然界の恐ろしさを思い知ると同時に、どうすれば少しでも被害を少なくすることが出来るか、改めて日本人全体に問われています。これから、今臨時国会は自然災害への抜本的な対応策をどのようにしていくかの国会になりそうです。国土交通委員会、内閣委員会、経済産業委員会など各委員会すべてが自然災害にかかわる課題を持っていますので、まずは各委員会で徹底的な議論が尽くされなくてはならないと考えます。
 先日、「蜜蜂と遠雷」(著者 恩田陸)の映画を見に行きました。これまで、小説で感動したものは、映画になると拍子抜けのものが多かったんですが、今回の「蜜蜂と遠雷」は久々に映画も感動しました。これも小説のストーリーを知っていたからの感動でもあります。やはり、小説家や映画監督の発想と筋書、演出は凄い。
 政治はみんなを感動させ、うならせる面は少ないのですが、災害を防いで「当たり前」の状態をつくることは出来ます。「当たり前」の平和で平穏な暮らしをどうすればつくり出すことが出来るか、政治の仕事は永遠です。