萩生田自民党幹事長代行の消費税延期発言

2019年04月19日

 昨日は萩生田自民党幹事長代行が「消費税延期もありうる。その時は国民に信を問うことになる」と発言したことが波紋を呼び、「ダブル選挙か」という憶測を及び、マスコミの報道も過熱しました。
 萩生田氏は私と同期当選。立ち振る舞いは豪快だけれど、繊細な神経も持ち合わせ、人に気配りができる好人物です。
 昨日の発言で同期のよしみから今朝、「実際はどうなんだ」と聞いてみました。
 「気持ちは政府と一緒だ。リーマンショック級の出来事が起こらない限り、消費税引き上げは予定通り、ということだ。しかし政府は景気について回復基調などと言っているが、現実に日銀の景気短観などを見ると下方修正している。ここは謙虚に景気の停滞を認めて、直ちに悪化するとは思えないが、様々なことを考えていかなくてはならない、という思いを込めてい言ったことがあのように大きな話になってしまったんだ」と言っていました。
 萩生田代行の素直さ、神経の細やかさ、直言居士の性格からすれば「安閑としてはおれない」ということを言い、政府に「もっとしっかりしろ、危機感をもって対処しろ」、「それに自民党も応える」という気持ちから出たメッセージだと思います。
 あと2日で統一地方選挙終了。同時に行われる沖縄と大阪の衆議院補欠選挙は自民党の苦戦が伝えられている中で、その後の皇位継承や10連休を挟んで、政治がどのように動くかこれからがスタートです。
 それにしても景気に関しては緊張感をもって当たらなくてはと改めて、萩生田発言を聴いて考えさせられます。