小さくても頑張る村

2019年02月07日

 昨日は自民党の地方政務調査会で群馬県利根郡の川場村に行きました。人口は3500人。しかし道の駅・川場田園プラザには年間180万人が訪れ、うち40万人はリピーターだそうです。SLを持ち込んでのホテル、東京都世田谷区と提携しての世田谷区民や世田谷小学生の村での社会学習、一時は35万人が訪れた川場スキー場など、懸命の努力で元気いっぱいの村です。
 人口はほぼ横ばい。農家の収入はおばちゃんたちが道の駅に持ち込む農産物で年間一人100万円から200万円の収入。中には600万円クラスも。
 やはり一人のリーダーがいて、様々な海外の事例などを見てきながら長年かけて造り上げた施設で、常に観光客が楽しめるように次々と新しいものを生み出していました。
 村長さんは林業に従事されている方で、昭和、平成の合併を拒否して小さいながらも踏ん張ってこられたことを誇りにしておられました。これからの少子高齢社会、そして自治体の人口減少は国内最大の課題ですが、このような好事例もあります。努力と発想、実践力がやはり先進事例をつくります。