国会は今日から150日間の論議

2019年01月28日

 第198通常国会は今日召集されます。午前11時半から両院議員総会があり衆参両議員が国会内の会議室に集まります。安倍総理が今国会に臨むに当たっての考え方を自民党各国会議員に述べます。
 そのあと午後1時から天皇陛下が参議院本会議場にお越しになり、開会式が執り行われます。
 そして午後2時から、1時間半にわたって総理、財務大臣、外務大臣、経済再生担当大臣の政府4演説があり、いよいよ論戦の火ぶたを切ります。
 まずは不適切な「月例勤労統計」など、統計の杜撰(ずさん)さが本会議の代表質問や予算委員会で取り上げられることになります。野党は統計の杜撰さは安倍総理に対する忖度(そんたく)であり、それによってアベノミクスも幻であった、というロジックで論戦を展開してきます。公務員の意識の問題や公務員減少による手抜きなど、本来なら原因はもっとほかのところにあるのでしょうが、野党はあくまで安倍総理の責任を主張してきます。
 それ以外にも悪化する日韓関係、日露の北方領土交渉の経緯、米中の情報戦争、などの中で我が国がどのように立ち向かっていくかが問われます。
 今日、新聞が発表している世論調査では、自民党の支持率や安倍政権に対する支持率は上がっており、特に注目すべきは、同日選挙賛成が46%にも上っていたことです。
 6月26日の会期末を迎えることなく解散総選挙、参議院とのダブル選挙が考えられます。常在戦場です。