不適切な統計調査

2019年01月17日

 賃金や労働時間を示す毎月の勤労統計で不適切な調査があった問題で、今日急きょ自民党本部で政務調査会があり朝一番で上京しました。 本当なら従業員500人以上の企業に対しては全企業に対して勤労調査を実施しなくてはいけないところを、平成16年から、いくつかを抽出して行っていたというものです。このために、東京など賃金が高い地域の統計が加わらず、雇用保険などが少なく支払われていました。
 平成16年からですので莫大な金額に上ります。そのうち現在分かっただけでも予算に追加しようということで、政府が31年度予算を組みかえるため、その了承を党から得るために開かれたものです。
 追加額は795億円でした。これから逐次調査をしますので、相当の金額になりそうです。
 我が国は統計など細かな数字に関することについては、几帳面な性格で特に官僚の得意分野ですので、「我が国の統計に限って間違いはない、他の国より正確である」と思い込んでいましたが、どうもその考え方も変えなくてはいけないようです。
 どうも我が日本丸は無理して走っているのか、いろいろなところにガタが来ているような気がします。もっと基本をしっかりと、目先の数字ではなく軸になるものをしっかりして行かなくてはなりません。
 午後の便で熊本に帰り、新年会に出席します。