税制、大詰めで揉める

2018年12月13日

 平成31年度の税制改正は、昨日の税制調査会小委員会で、改正案を了承しほぼ終了しました。あとは与党税制大綱の取りまとめをして今日、最後の会合の予定でした。
 しかしここに来て、寡婦や母子家庭、ひとり親の低所得者層の税をどのように今後取り扱うかの記述で自民党と公明党の意見が合わず、今日の最終大綱取りまとめの会合は明日に延期となりました。
 公明党は配偶者と死別したり離婚してひとり親となった人たちにに加え、未婚のひとり親の方々へも所得税や住民税をさらに軽減すべきだと主張します。しかし自民党はこれには慎重です。家族観などの考え方の違いからくるものです。
 結局、昨日の与党幹部会は延期になり、今日の最終案取りまとめでが明日に延期になりました。私もシングルマザーと言われる方々には税ではなく、財政で支援していくべきだと思います。税は国民の義務です。安易に税で所得の低い人を支援するという手法より、税はしっかりと収めていただき、一方で手厚い財政的支援措置を講じるのが筋だと考えますが、最終的にはどのような妥協が生まれるのか、幹部会を待ちます。
 明日は園田博之先生の嘉島町でのお別れ会です。その為、自民党税制調査会の最終会合には出席できなくなりました。