北海道地震の影響大

2018年09月07日

 昨日は一日中北海道地震対策と今後の動きに追われました。役員会では状況説明があった後、自民党の総裁選挙を3日間自粛する、という提案があり役員会として了承して選挙管理委員会に申し入れることになりました。
 今日が公示で立候補受付、本来なら安倍陣営はホテルで出陣式を行う予定でしたが、これも中止です。金、土、日と災害対策に全精力を注ぎ、受付だけはするが選挙活動は月曜日から、ということになりました。
 また午後には、「北海道地震・台風21号災害対策本部」を立ち上げ、二階幹事長を本部長とする体制がとられました。私は事務局次長で事務作業に当たります。午後3時から「対策本部・災害対策特別委員会合同会議」が開かれ多くの議員出席のもと、様々な意見が出されました。
 とにかく北海道はほとんど停電です。また新千歳空港と関西空港という日本の中の主要空港2つが使用不能になっています。異常事態ではあります。特に北海道の停電は、295万世帯に及び、阪神淡路大震災を超える停電です。これも「苫東火力発電所」という苫小牧にある発電所一基に頼っていたからで、補完体制やネットワークが築かれていませんでした。今後北海道電力は様々な批判を受けそうです。またほかの電力会社がそのようになっていないか、点検をしていかなくてはなりません。
 北海道は札幌にすべての機能が集中しています。地震は札幌とその近郊を襲ったために、電気、水道、鉄道、道路など全てのインフラを機能不全にしました。広い北海道の特徴でしょうが今後の対応策が必要になってきます。
 そこに行くと九州は7県がネットワークを組み福岡頼みではありません。このような非常事態の時、一つの県がやられたときに周辺の県が助けてくれるということはありがたいことです。熊本地震の時がそうでした。歴史的に長い九州は、日ごろは競争していても強調する機能が出来上がっていたということです。この良さを今後も生かしていかなくてはなりません。