会期末、また荒れ模様

2018年07月18日

 延長国会は22日までで閉会を迎えますが、21,22日は土、日曜日。このため事実上は20日の金曜日で閉会となります。あと3日間の攻防です。しかしここに来てやはり、野党は委員長の解任動議や内閣不信任提出などで会期末の混乱を起こさせる戦術で来そうです。深夜国会も覚悟しておかなくてはなりません。
 どんなに慎重審議と言っても、やはり会期という時間の制約はあります。その中でできる限りの論戦はこれまでもやってきましたが、それでも足りないと言って、委員長の解任動議を出すのは、攪乱戦法の何物でもありません。
 野党はよく、期限を区切らない通年国会を主張して、かつての民主党政権の時それを実行しようとしましたが、結果として、全く前に進まなくて政治の停滞を引き起こし、国際的信用の失墜と国民の政治に対する不信感を引き起こしただけでした。やはり期限を決めてやるべき時はしっかりやる、決めるべき時は決めるというのが政治の本来のやり方です。
 その方針が間違っているのであれば、次の選挙で与党は国民の鉄槌を浴びるわけですので、どこかでストッパーは働きます。まずは閉会まで徹底的に議論することが求められます。