カジノ解禁法案で野党の抵抗

2018年06月15日

今週は「IR推進法案」(インテグレイツ・リゾート=複合リゾート)、いわゆるカジノ解禁法案に振り回されました。野党がこの法案に反対して、法案を審議する内閣委員会の山際委員長の解任動議を一昨日提出しましたので、昨日の本会議で、与党反対でこれを否決しました。しかし今度はこの法案の所管大臣である石井国土交通大臣の不信任動議を昨日出してきましたので、今日の本会議で再び、与党反対で否決する予定です。なんとも無駄な時間を送っています。

会期末になって野党のいつもの時間稼ぎ作戦で、いかに抵抗したかを見せるだけ、非生産的極まりないものです。おかげで農林水産委員会までもとばっちりを受けて、今週は開けず、今日理事懇談会を開いて来週の委員会定例日である火曜日の開催を決める予定です。

カジノ解禁については私自身は無関心派です。しかし、それは私が田舎育ちであるためで、都会やリゾート地ではそのような施設が必要なのでしょう。実際、外国に行けば、リゾート地にカジノがあるのは当たり前です。以前行ったニュージーランドでも、国そのものは酪農などでコツコツと努力する農業国ですが、国営のカジノはオークランドをはじめ複数存在しました。ですから誘致をしたい日本の都市があれば、それなりの依存症対策や治安対策をすれば、活性化対策として、カジノはあってもいいと思います。あの北朝鮮でも、将来は日本海側の海岸線にリゾートを計画して、カジノを置く、とも言われています。

野党も本音は、何が何でも反対ではない、と感じます。ただ国会を引き延ばすことで「モリカケ問題」を言い続けることに主眼が置かれているのだと思います。結局国会は延長になるでしょう。延長期間の国会の維持コストの方が高いものにつきますので、罪作りなものです。

私も若いころはマージャンと競馬に入れ込みましたが、結局は負ける、そしてギャンブルに自分が向かない、と分かりましたので、この40年近くはパチンコもやっていません。唯一ギャンブル的なものは「選挙」ですが、これは日ごろの努力の積み重ねが結果となって現れるものです。ギャンブルのような気持ちでやっていたのでは長続きしません。やはり何事もコツコツと努力することに限ります。