北朝鮮フィーバーが始まるのか

2018年06月14日

歴史的な米朝会談以降、マスメディアは北朝鮮情報で溢れかえっています。今日の朝のテレビなども北朝鮮の未来への可能性に関する報道が続いていました。

北朝鮮に眠る巨大な地下資源、観光開発としての海岸線の魅力、世界最大級の海洋リゾートカジノ建設、安価で真面目で器用な北朝鮮労働力 南北をつなぐ高速道路や鉄道網といったインフラ整備、果ては日本の日本橋を起点として、朝鮮半島、中国大陸、インド、中東を抜けトルコイスタンブールに至る「アジアハイウェー2400㎞」などバラ色の未来が語られていました。

まだ非核化への具体的な道も示されていません。拉致問題はこれからの日朝交渉にかかっています。今後残された課題は山積しており、一つ一つを分析して確実に履行できるものから進めていかなくてはなりません。しかしマスメディアはそんなことは待ってくれない。話題と目に映る光景先行で報道が進みます。

ここは国会や党でしっかり今後の進み方を研究して、我が国の安全保障にとって最善の策や、もちろん北朝鮮に対する戦後のけじめ、などを進めていかなくてはなりません。気分先行というのが日本人の一番悪い癖です。道のりは長い。これからじっくりと取り組んでいかなくてはならないと、今朝の報道を見ながら感じました。