国会でのヤジの問題

2014年10月31日

 このところ国会の本会議や委員会でヤジを飛ばしたことで審議がストップするケースが相次いでいます。自民党国会対策委員会でもヤジを飛ばした本人に注意をしたりして、不適切なヤジを発しないように呼びかけました。

 与野党の攻防が激しくなると、つい色々なヤジが飛び出しがちです。相手の誹謗中傷、パワハラやセクハラにつながるようなヤジなどは現に慎むべきです。しかしヤジは議会の華とも言います。イギリス議会などは強烈なヤジを飛ばすことで有名です。しかしそこは議員の良識でしょうか。やはり言うべきヤジといってはいけないヤジはあります。

 例えば今問題になっているのは、答弁する大臣が「もっと勉強してくれ」と言いました。これは言われたほうからすれば心外です。しかし答弁するほうはかなり勉強もしていますので、もう少し核心をついた質問をしてくれ、と言う意味になります。このようなヤジで審議が止まることは好ましいことではありません。

 お互いにせめぎあいですので、感情的になることは当たり前。冷静では議論は出来ません。しかしあまりにもひどいというヤジははみんなが分かります。今の国会、そこが混乱しています。ちなみに私はヤジを言う前に必ず一呼吸おくことにしています。

 ヤジが問題化したことで、ヤジ将軍と言われる議員が注意を受けました、これで審議が静まるかかどうか見ものです。