大阪都は必要か

2011年12月20日

 今日も大阪市と大阪府の問題、いわゆる橋下市長の「大阪都構想」で自民党プロジェクトの論議をしました。本日の講師は元総務大臣の増田さん。慎重な言い回しながら全国的に敷衍(ふえん)できるものと、大阪の問題として解決できる問題があると、都構想には消極的なご意見のようでした。
 私も「大阪特有の問題がかなりある。二重行政の解消や民間への委託などの改革で解決できる部分がかなりあるのではないか。都構想、ということで大上段に振りかぶる問題ではないような気がする」と述べました。しかしそれに対して大阪出身の議員から反論も出されました。「考え方がナイーブだ。橋下市長は大阪市改革というのは第一弾でそのあと、権限移譲や道州制、また国の枠組みを変えていく壮大な政治構想を持っている。簡単に大阪特有の問題と捉えてはいけない」と言われました。
 地元の議員からそこまでいわれると返す言葉もありませんので黙っていましたが、いろんな問題がごっちゃ混ぜになって、「都構想」が一人歩きしている。橋下さんという人物に過敏になっているというのが現状のようです。