難題持ち越しの年の瀬

2010年12月31日

 今年も今日で最後です。さまざまなことがありました。しかし、いろんな政治的難題は解決したものはありません。来年に持越しです。来年は耳に心地よいことではなく、苦いことも政治家が勇気を持って発言し、本当に日本をどういう国にしたらいいのかを論議して、実践に移していく年です。飛躍的に生活が良くなることはありません。いかに家族がしっかりと暮らし、日本を普通の国として維持していけるか、地道に考えていかなくてはなりません。

 民主党のマニフェスト、その前の小泉改革、更にその前の細川連立政権。全ては期待を裏切りました。なぜか。財源がない、人材がいない、世の中の仕組みはそれほど変わっているわけではない、ということです。確かに情報通信や、技術の進歩はありましたが、人の暮らし、社会の仕組み、人間関係などは以前と変わるものではありません。これらを大切にしながら何を付け加えたらいいかを考えることから進めるべきです。

 暮れになってショッキングな出来事が起こりました。私が十数年前に仲人をした壮年が、消防団の夜警の途中で亡くなりました。くも膜下出血。42歳。中一の女の子を頭に男の子小学生二人を残しての旅立ちです。昨日、今日と通夜、葬儀。お父さんになんと声をかけていいか分かりませんでした。

 来年はいい年にしましょう。