陳情者続々と

2009年11月10日

来年度の予算編成シーズン。毎年のことながら全国からの陳情が相次ぎます。以前から、地方で出来ることは地方で。このような形で東京にに来るスタイルは早く解消したい、と言ってきました。しかし、野党になって各団体や市町村の代表者に来ていただくことは心強いと感じます。

本来なら地方で予算も決められる分は決めたいところ。しかし、民主党が政権をとり陳情政治を拒否していることで、ワラおもすがる思いで来られている様子が読み取れます。今後地方はどうなるのだろう。保育は、商工会は、農業共済は土地改良は、と言う方ばかりです。自民党が築いてきた団体との信頼関係は強いものがあります。これはこれで大切にしてともに歩いていかなくてはなりません。しかし、そのことがいわゆる「族議員」を作り出す、とも批判されました。

隅々まで目を光らせて、弱い立場の人や地域が置いてきぼりを食らわないように、予算や政策の目配りをすることは大切です。問題はそれがいかに効果的に、無駄がないように配分し執行していくか。その仕組みをもう一度洗い直して改革していくことが自民党に求められています。これが出来れば民主党の一般受けするような言葉や政策は、すぐ色あせてしまう。言いっぱなし、予算のつけっ放しが一番良くない。新たな自民党の出口が見えてきそうです。