防衛関係どう動く

2007年11月16日

 守屋前事務次官への過剰接待に端を発した防衛産業関連問題は、具体的な政治家の名前が挙がってきて、今後どのように発展するか分からない状態になってきました。
 昨夜国会議員同士で話をしましたが「ロッキード事件を上回る疑獄事件に発展する」という議員もいて、予断を許さない状態です。
 確かに数十億からイージス艦のように千数百億円の兵器をアメリカから購入するのに、価格がどのように決まって、どうゆう手順で決定していくのかこれまでブラックボックスの中でした。それが今回の守屋事件で、少しフタが開けられました。軍事関係だからやたらとオープンにする訳にはいけませんが、軍事秘密というだけで必要以上にマル秘扱いというのも、国民の生活がこれほど冷え込んでいる時期ですので国民の理解は得られません。納得いくだけの解明は必要です。
 それにしてもアメリカは石油と兵器と穀物で商売をし、日本は自動車と家電と半導体で商売をしている図式がもろに浮かび上がってきます。日米同盟、日本の防衛のあり方にも関わってくる、大きな問題です。給油問題も吹っ飛びそうな感じですが、ここは現実的な政治対応は各国からの信頼を得るためにも、しっかりしておかなくてはいけない所です。