何を追い求めるのか

2007年11月28日

 額賀現財務大臣が守屋前防衛事務次官とともに、宴会の席に出席していたかどうか、を巡って推理小説のような展開になってきました。自民党側が、額賀さんが宴会に出席することは物理的に難しい、ということを証明するためのアリバイとしての写真や音声を公表すると、民主党はそのようなものは、今のパソコンの技術でどうにでも作りたてられる、と偽装をほのめかしました。そして証人喚問を民主党だけで可決するという、以前自民党がやっていたようなことをしました。
 このようなことを国会がやるべきことだろうか、と思います。出席していたかどうかを巡って、何日も国会を空転させることが国民の皆さんに対して許されることだろうか。どうも政治は袋小路に入り込んだようです。
 もっと政治家として国会としてやるべきことがあるのではないか。年金、医療、農林業、地方の問題、教育、地球温暖化防止、残忍な犯罪の数々などなど。今日本をとりまいている問題は枚挙に暇がありません。
 ねじれ国会は政治そのものをねじれさせています。もっと本題に戻るべきです。
 それにしても防衛省の兵器購入問題は政治家を巻き込んだ大きな疑獄事件に発展するような雰囲気です。もしそういう事実があるのなら、この際おおいに膿を出してもらいたいですね。