国防

2005年12月24日

 「亡国のイージス」という映画を見ました。福井晴敏さんという、軍事関係を専門に書いておられる新進気鋭の作家がおられますが、その方が書かれた「亡国のイージス」を映画化したものです。
 小説は「安全保障委員会」の時、元防衛庁長官の石破茂先生に薦められて読みました。上下二巻からなる長編です。小説のほうはとても面白いものでした。しかし小説が面白いと、映画のほうはつまらない場合が多いものです。それで今まで見なかった訳ではありませんが、封切りが丁度選挙の時でしたので見る機会を無くしていました。
 内容は防衛庁内の憂国のグループが「今のままの日本の国防でいいのか」と国民に問いかけるため、北朝鮮の工作員と思われるグループと組んで、イージス艦を占拠し東京湾から、数千万人の致死能力を持つミサイルを撃ち込むと脅し、政府に数々の要求を突きつけるというものです。いわば2・26事件の海上版です。最後は、憂国のグループが考えていたことと、一緒に組んだ外国の工作員の狙いにズレが分かり、艦上で憂国グループが工作員と対決してミサイル発射を、寸前で止める、というものです。
 小説が長編でしたので映画は大分はしおってありました。しかし、落胆までは行かずまずまずの映画でした。
 その中で「あなたはいったい、この国から何を守ろうというんですか。守るべき国民としての誇りを持った国を造って来たんですか」という問いかけがあります。アメリカの51番目の州になってしまいつつある中で、日本としての守るべきものを持っているのかーという意味です。
 あまり、ナショナリズムになってはいけないけど、誇りや気概というものは持っていたいものです。
 軍事ものは色々考えさせられます。辺見じゅん著「男たちの大和」を買ってきました。読み終わったら、上映中ですので見に行きます。