地元JA青壮年部からの要望

2022年03月22日

 連休に久々に地元に帰り各地を回りました。地元事務所にはJAの熊本県青壮年部協議会から、農政の課題に対しての要望書が届いていました。

 要望の内容は「長引く新型コロナによる消費の落ち込み」「ロシアのウクライナ侵略等に伴う燃油高騰」「高齢化が進み担い手が減少する中での労働力確保」「新規就農支援制度における親元就農への要件緩和」「鳥獣被害対策」「農業用廃プラスチックの処理高騰」「水田農業、畜産・酪農、園芸果樹対策」などへの支援の充実を訴えるものでした。要望だけでなく青壮年のそれぞれの意見もJA単位に添えてありました。

 いずれも現在の日本農政が抱える課題ばかりです。しかもこれからの農業を支える青壮年の営農者の皆さんの意見です。これほど重たいものはありません。
 一つ一つにこれからの改善策を見つけていきます。取り分け労働力の確保、外国人技能実習生と特定技能制度の問題点、などは出来るだけ早急に対応していかなくてはなりません。燃油高騰に伴う農産物の生産コスト増、飼料や肥料の価格高騰は、他産業も似たような状況とは言え深刻です。

 JA青壮年部の要望書だけでなく、電話でも畜産の配合飼料急騰と高止まりに対して必死の訴えもありました。
 地元に2週間連続で帰っていませんでしたが、帰ってみると厳しい現実を身をもって知らされます。

 やはり地元にこまめに帰って、実情を聴き、対応する力が一番私たちにとって大切なことであることを相次ぐ要望の中で思い知りました。