よみがえる震災の恐怖

2022年03月17日

 昨夜(16日)の午後11時40分頃、福島県沖を震源とする地震が発生しました。福島県や宮城県では震度6強の揺れ、赤坂の宿舎も相当な揺れで目が覚めました。夜の地震は不気味です。

 熊本地震は6年前の平成28年4月14日と16日、午後9時半と午前1時15分頃でした。14日の地震の際は東京にいましたが、16日の2度目の本震の時は熊本の自宅2階で熟睡していました。激しい揺れで飛び起きました。真っ暗で電気も既に点かず停電していました。携帯のライトを頼りに1階に降りてみると、金魚を入れていた水槽が割れ、柱時計が倒れ、たんすも倒れ、玄関はガラスが散乱していました。おまけに扉も開かず、まさに家族全員呆然としていたことを思い出します。
 ケガをするといけないので、とりあえずガラス類を箒で取り除き、余震が続く中、孫たちを抱いて車2台で近くの中学校のグラウンドに避難したのを昨日のことのように思い出します。車の中で朝まで地震の揺れを感じていました。

 地震は怖いものです。私たちのところは内陸部ですので津波の心配はありませんが、体を揺さぶられ、周りの全てが崩壊するような恐怖感は耐えられません。熊本地震後も毎年、余震があり、ある程度の地震は体験して来ました。その度に「これ以上揺れないでくれ」と祈るような気持ちになります。

 しかし、地震は我が国が背負う宿命でもあります。いつ地震があってもいいような備えだけはしておかなくてはなりません。改めて、様々な準備が大切であると昨夜は思い知らされました。